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Raspberry Pi Zero w (4) 小型USB無線LANを使って自宅wifiへ接続(ラズパイをインターネットへ接続)

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Raspberry Piを使っていると、アップデート等を含めて、インターネット経由でソフトウェアをダウンロードする必要がででくる。

そこで外付け無線LANを使用してRaspberry Piをインターネットへ接続する。

また、その環境でssh接続を行ってみる。

OSはRaspbian。

 

注記:Zero wは日本の技適が取れていないようなので内蔵無線LANを使用しない方法を解説していきます。

※現在は取得されているため、内蔵無線LANの使用が可能。

 

今回使用した機器はBUFFALO社製

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手順は①~⑤の通り。

①Raspbianのインストール。

②外付け無線ルーター(今回はPLANEX)でRaspberry piへssh接続

 (外付け無線ルーター(PLANEX)とダイレクト接続)。

 ※イーサネット接続でも良い。方法は別記事に記載。

http://www.electroblog.jp/entry/2017/06/18/125630

③自宅wifiネットワークのSSIDとPWを設定する。

④小型USB無線LAN(WLI-UC-GNM2)でssh接続。

 

まず、前回記事の内容でRaspbianをインストールする。

この方法までの設定ではPCがRaspberry piへ繋がってる無線ルーターへダイレクト接続されているため、Raspberry Pi zeroを操作中はインターネット等に接続ができない。

(イメージ : Raspberry Pi  ⇄ PC)

 

そのため、Raspberry Piをインターネットに接続できるようにする。 

(イメージ : Raspberry Pi ⇄ wifiルーター ⇄ PC)

 

まずは上記事(1)で使用した外付け無線ルーターでSSH接続する。

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接続先を自宅wifiルーターに設定する手順。

 

teratermで
sudo wpa_passphrase SSID名 Password

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を入力。

赤字と青字部分の内容はwifiルーターによって異なる。

私の場合は

SSID名 : W0***********

Password : qny02**********

  

実行すると下記のように表示されるので

network={

      ssid="W03***************"

      #psk="qny02*********"

      psk=065********************************************************************

}

この内容をコピーしてどこかへ保存しておく。

 

ちなみにpsk=065***~は入力したPasswordが暗号化された状態のもの。

#psk=〜部分は使わないので下記のように修正する。

 

network={

      ssid="W03***************"

      psk=065********************************************************************

}

この内容をコピーしておく。

そして、次にコピーしたこの内容を

/etc/wpa_supplicant/wpa_supplicant.conf

の末尾に追加する。

 

sudo vi /etc/wpa_supplicant/wpa_supplicant.conf

へ接続。

キーボード↓ボタンで末尾に移動。

キーボードのaを押して編集モードに入る。

(編集モードではキーボードで移動ができないので注意。こまったらEscを押す)

teratermのEditタブからPasteを押下する。

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このようになるはず。

Escボタンを押して編集モードを終了する。

次に

:wq を入力後、Enterを押すことでファイルを保存して終了させる。

間違えたときはEsc後に :q! を入力してEnterを押すことで保存せずに終了する。

そして再び編集する。

 

また、余裕があればcountryをJPに変えておく。

文字追加と削除は下記コマンドを使って行う。

a : 文字追加モード(追加したい場所の一つ左でaを押す)

x : 文字削除

dd : 1行削除

最終的に下記のようになればOK

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完了したら、

:wqで保存して、

sudo reboot

でRaspberry Pi zeroを再起動する。

  

次に普段使っている自宅wifiルーターにPCを接続する。

また、zeroにUSB無線LANのWLI-UC-GNM2を装着する。 

 

次にteratermで接続するために下記ソフトでRaspberry pi zeroが接続されているIPアドレスを自動検索して見つける。

TWSNMPマネージャ :::Twise Labo, Inc.

 

TWSNMPマネージャv4をダウンロードしてPCへインストールする。

起動後、自動検索を選択する。

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コマンドプロンプトでipconfigを実行すると、

192.168.100.113

だった環境なので、

自動検索画面は

開始:192.168.100.1

終了:192.168.100.254

で設定して開始を押下する。

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完了したところ、

192.168.100.117でraspberrypiと表示されいることから、

192.168.100.117でteratermを使用してssh接続する。

問題なければいつもどおりの接続画面が表示されるはず。

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pi

raspberry

を入力して接続する。

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これで完了。

小型LANで接続できるので配線もスッキリ。

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ちなみにケースはamazonから購入したもの。

 

 

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