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Raspberry Pi 3 (1) 初期設定:HDMIディスプレイを使わずに内蔵無線LANで自宅Wifiルーターに接続(インターネットに接続)

How to access a Raspberry Pi 3 without connecting it to a monitor.

 

内蔵無線LANを搭載しているRaspberry Pi 3を用いて 、HDMIディスプレイを使わずにRaspberry Pi 3をインターネットへ接続する。 

 

今回は下記無線ルーターを使用。 

ELECOM社製無線ルーター

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まず、ELECOM無線ルーターを

初期設定のルーターモードからAPモードへ変更する必要がある。

変更方法は以下の通り。

無線ルーターの電源を入れて、PCから無線で接続する。

そしてwebブラウザから192.168.2.1へアクセス。

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アクセスポイントモードを選択して適用。

再起動されるのを待つ。

再び機器へ無線で接続。

下記設定へ変更されていることを確認する。

f:id:ElectroBlog:20170504233901j:plain

これで下準備が完了。

 

続いて、MicroSDにRaspbianのイメージファイルをいれる。

Download Raspbian for Raspberry Pi

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左側のDwnload ZIPを選択。(RASPBIAN JESSIE WITH PIXEL)

zipを解凍する。

ここで、イメージ書き込み用にWin32 Disk Imagerをインストールする。

Win32 Disk Imager 日本語情報トップページ - OSDN

win32diskimager-1.0.0-install.exeをダウンロード。

 

f:id:ElectroBlog:20170421172558p:plain

SDカードを差し込み

Raspbianのimageファイルを選択。

注意:[D:]のところは、書き込み予定のSDカードが刺さっているディスク名を選択すること。

Writeを選択してimageを書き込む。

 

次がとても重要。

ssh接続を有効する作業。

有効にする方法は、以下の通り。既にssh接続できた場合は不要。

imageファイルをマウントしたMicro SDをSDアダプター等でPCに接続して、最上位にsshというフォルダを作成する。

f:id:ElectroBlog:20170430110953j:plain

完了したらRaspberry Pi 3に差し込み、電源をいれればRaspberry Pi 3が起動する。

 

さきほどのWRH-300BK3-SとRaspberry Pi 3をイーサネットケーブルで接続して、

WRH-300BK3-Sの電源をいれる。

そうすると接続先として、elecom**********と表示されるのでPCと接続する。

 

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続いて、TWSNMPv4の自動発見機能を使用して、接続されているIPアドレスを調べる。

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このときは192.168.2.101とわかる。

調べたIPアドレスへTera Termで接続する。

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PCとRaspbeey Piが無事に接続されていることが確認できる。

 

次にRaspberry Piの無線LANを自宅のWiFiルーターへ自動接続されるように設定する。

実際にはteratermで下記コマンドを実行する。

 sudo wpa_passphrase SSID名 Password

実際には下記の通り。

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※赤字と青字部分の内容は実際に使用するwifiルーターのSSIDとパスワード。

機種によって異なるのでそれぞれ入力する。

私の場合は

SSID名 : W03_***********

Password : qny02**********

のようになる。

 

sudo wpa_passphrase SSID名 Password

を実行すると下記のように表示されるので

network={

      ssid="W03_***************"

      #psk="qny02*********"

      psk=065********************************************************************

}

この内容を全てコピーしてどこかへ保存しておく。

 

ちなみにpsk=065***~は入力したPasswordが暗号化された状態のもの。

#psk=〜部分は使わないので下記のように修正する。

 

network={

      ssid="W03***************"

      psk=065********************************************************************

}

この内容をコピーしておく。

そして、次にコピーしたこの内容を

/etc/wpa_supplicant/wpa_supplicant.conf

の末尾に追加する。

実際の手順としては、

sudo vi /etc/wpa_supplicant/wpa_supplicant.conf

を実行。

キーボード↓ボタンで末尾に移動。

キーボードのaを押して編集モードに入る。

ENTERを二回押して改行を二回実行。

そこで右クリックして先程コピーしていた内容をペーストする。

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このようになるはず。

Escボタンを押して編集モードを終了する。

(編集モードではキーボードで移動ができないので注意。こまったらEscを押す)

次に

:wq を入力後、Enterを押すことでファイルを保存して終了させる。

間違えたときはEsc後に :q! を入力してEnterを押すことで保存せずに終了する。

そして再び編集する。

 

また、余裕があればcountryをGBからJPに変えておく。

文字追加と削除は下記コマンドを使って行う。

a : 文字追加モード(追加したい場所の一つ左でaを押す)

x : 文字削除

dd : 1行削除

最終的に下記のようになればOK

f:id:ElectroBlog:20170422122733p:plain

完了したら、

:wqで保存して、

sudo reboot

でRaspberry Pi zeroを再起動する。

 

PCをWiFiルーターへ接続する

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TWSNMPv4の自動発見機能を使用して、接続されているIPアドレスを調べる。

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raspberrypiがWiFiルーターに接続されていることがわかる。

ちなみにこのときは192.168.100.129に接続されている。

Teratermを実行。

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192.168.100.129へアクセスする。

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認証画面がでてくるため、

User name :  pi

Passphrase : raspberry

を入力する。

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 下記画面となれば、接続完了。

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