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Raspberry Pi Zero w(2) 初期設定:HDMIディスプレイを使わずに無線でラズパイを制御する(Raspbian) (Zeroも共通)

Raspberry Pi ZeroとZero wを購入したが、初回の接続でHDMIディスプレイを使っうことが多いが、ディスプレイやケーブルの準備に手間がかかるのでどうしても使いたくない。

そこでRaspberry Pi Zero wでHDMIディスプレイを使わずに無線ルーター経由でRaspberry Piを制御するためのSSH接続を行ってみる(Zeroも共通)。

Raspberry Pi Zero wはPimoroniからPaypalを使って購入。

※2017年9月現在 Amazonでも購入可能。

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あとTranscend Micro SDカード(8GB)を購入。

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他にも標準USBコネクタの無線ルーター等を接続できるように、

Micro USB OTGコネクタも購入。

価格はPimoroniで£1.67。このときは日本円で368円くらい。

microUSB OTG Adapter Shim for Pi Zero - Pimoroni

Amazonでも似たものが買えそう。

SSA Service社製 

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10日かからないくらいでPimoroniから到着。

 

手順は1~3の通り。

  1. Raspbianのインストール
  2. ssh有効設定へ変更
  3. 外付け無線ルーター(今回はPLANEX)でRaspberry piへssh接続(APモード)。

          

まずはMicroSDにRaspbianのイメージファイルをいれる。

Download Raspbian for Raspberry Pi

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左側のDwnload ZIPを選択。(RASPBIAN JESSIE WITH PIXEL)

zipを解凍する。

ここで、イメージ書き込み用にWin32 Disk Imagerをインストールする。

Win32 Disk Imager 日本語情報トップページ - OSDN

win32diskimager-1.0.0-install.exeをダウンロード。

 

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SDカードを差し込み

Raspbianのimageファイルを選択。

注意:[D:]のところは、書き込み予定のSDカードが刺さっているディスク名を選択すること。

Writeを選択してimageを書き込む。

 

次がとても重要。

          

ssh接続を有効する作業。

有効にする方法は、以下の通り。既にssh接続できた場合は不要。

imageファイルをマウントしたMicro SDをSDアダプター等でPCに接続して、最上位にsshというフォルダを作成する。

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完了したらRaspi zero wに差し込む。

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写真右側のMicro USB端子にUSBケーブルを差し込み、PCかコンセントから5V供給してRaspiの電源をいれる。

しばらくするとLEDが常時点灯となる。

 

          

左側のMicroUSB端子にOTG コネクタを差し込み、ホテル等で使うUSBタイプの無線ルーターを接続する。 

ここでは Planex社のものを使用。

中々手に入りにくい場合は、 下記記事で使用した2つの機器を組み合わせて使っても同じことが可能。

Raspberry Pi Zero (3) Raspberry Pi Zeroで無線LANのAPモードを使ってSSH接続 - ElectroBlog

 

PCのワイヤレスネットワーク一覧に表示されるplanex-2.4~~~~~でwifi接続する。

SSH接続用に使いやすいTeratermをダウンロードする。

ダウンロードファイル一覧 - Tera Term - OSDN

このときはver4.93をダウンロード。

 

PCのコマンドプロンプトから

 ipconfig

を入力。

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このときは192.168.1.11で接続されているとわかる。

 

ここでコマンドプロンプトを開く。 

ping 192.168.1.11

を入力すると、応答が帰ってくることがわかる。

ここで下一桁をずらした値で再度実行すると

ping 192.168.1.10

 

 192.168.1.10 に ping を送信しています 32 バイトのデータ:
 192.168.1.10 からの応答: バイト数 =32 時間 <1ms TTL=128

と応答が帰ってきてraspberry piと接続できていることがわかる。

環境によっては、1つずれの値ではなく、いくつかずれた値の場合もある。

応答がない場合は、以下のような応答となる。

192.168.1.11 に ping を送信しています 32 バイトのデータ:
192.168.1.13 からの応答: 宛先ホストに到達できません。

  

接続できるIPアドレスが判明したら、

ダウンロードしたTeratermフォルダを開き、ttermpro.exeを起動する。

TeratermのHost欄にさきほど通信ができたIPアドレスを入力する。
 

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Raspberrypiとうまく接続できるとUser nameとPasswordの入力画面となる。

 

すぐにSECURITY WARNING画面が表示されるので、そのままContinueを押下。

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User nameとPassword入力欄に

User name : pi

Passphrase : raspberry
と入力。(初期はこの値)

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うまく進んでいけばこの画面が表示される。

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試しに

sudo ip addr
と打ち込むと現在、192.168.1.10で接続されていると表示されていることがわかる。

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これでraspi zero wとのssh接続は完了。

 

 

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